ビジネス真理(6) 報酬と脳(1)~「時間割引率」「双曲割引」
「報酬と脳」前編
時間割引率
現実の経済活動は経済学の合理的な法則どおりにいかず、人は不合理な選択をする。その代表的な理論。「時間割引率」とは、人が感じる損得はその間の期間の長さによって感じ方が違うこと。どちらを選ぶか?A:明日もらう1万円とB:1週後もらう1.1万円。多くの人はA。1週で千円ずつ増えると年率520%にもかかわらず。かたや、A:1年後もらう1万とB:1.1年後の1.5万ならBを多くの人が選ぶ。合理選択なら両方ともBのはずなのにそうはならない。人は、目先の1週間は我慢が出来ないが、遠い将来の1ヶ月は感じにくい。
双曲割引
時間割引率には個人差に傾向があり、両極に分かれるようだ。A:目先の損得に比較的冷静な人は長期視野を持ち、B:目先の損に辛抱強さの無い人は将来の損得判別がほぼ出来ない。Bの傾向を「双曲割引」という。老後貧困、多重債務、肥満、多飲酒、多喫煙、いらち、けんか腰・・・はBの人が多いというデータ。
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