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第3次AI(人工知能)ブーム(3) ~ディープラーニングの産業反映「ネコ認識研究」

3AI(人工知能)ブームⅢ ~ディープラーニングの産業反映「ネコ認識研究」

AI開発の研究者の世界にブレークスルーが起こっただけの話ではなくなっている。なにせ世界中の投資熱がもはや抜きも刺しも出来ない、突き進んで変わるしかない、変えるしかない状況になっていることだけは間違いない。

前回の「機械が自らでネコを認識するようになった」というニュースは、グーグルの「ネコ認識研究」というものだ。この研究のために1000万枚という膨大な画像情報、ビッグデータが必要で、それは16,000個のプロセッサー、1000台のコンピューターを3

間走らせるというもの。ネコを認識させるためだけに投資した金額、1億円という状況だ。

グーグル検索の検索結果のページにいつの頃からか、上部のメニューのような位置に、通常の検索結果は「すべて」となっており、その横に「画像」「動画」という項目が出てくるようになった。モノや人、場面や施設などその他、絵で見つけたほうが早いよう

なものはこの「画像」欄で検索することも増えた。私たちが日常に接する最も象徴的なAI、グーグルボット(検索エンジン)が認識、区分け、分別出来るようになっているものは、もはやネコだけの話ではなくなっている。

この「ネコ認識研究」の為に収集した膨大な画像情報はyou tibeからだそうだ。検索結果に画像や動画が反映されるようになったおかげで、SNSマーケティングの応用が広がった。face book40億人が登録し、最近とみにインスタグラムがどうやこうや言い出したのは、すべてそういうことだ。

この話は、主に「言語」と「画像」の特徴表現学習だ。AIにはまだまだ課題が山ほどあるとのこと。今難関なのは「時間」の概念をどう学習させるか、なのだそうだ。もうクリアしているのかもしれない。あとは、「空間認識」や「感覚・触覚」、そして人の「行動」や「感情」なのだそうだ。それぞれまたゼロからの研究ではない。それぞれの膨大な情報、「ビッグデータ」を与えてやれば、そう、今となっては機械が自ら学習、「ディープラーニング」をし、自ら特徴の抽出、パターン認識をし、それが表すことは一体何か?その概念、言語表現を自らで一致させていく。

それらのビッグデータさえ与えてやればよい。そのビッグデータの収集に、私たち世界中の人間が協力している。させられている?ということ。モノを買ったすべての情報は電子情報化されている。「空間認識」や「感覚・触覚」のデータ収集の最も効率的な方法はゲームなのだそうだ。

 

る大手スーパーでAIを使った実験が行われたとのこと。販売促進の企画コンペを人間対AIで行ったとか。社内のNo.1売上企画マンが満を持して打ち出した販促企画と、AIにこれまで蓄積してきたすべてのポスレジ情報はじめ、あらゆる端末管理されている情報を人為的な区別区分けをせずに与え、そこからはじき出した企画との、売上額の対決だ。

AIのはじき出した企画の意味は、社内で誰一人理解の出来ない、ヒト目線からはトリッキーなものだったようだ。誰しもが人間の勝利を確信し、さすがに経験値と応用力、予測力の必要な販促企画は機械に任せるには無理がある、そう思ったのだそう。ところが一定期間の計測結果、AIの圧倒勝利だったとか。AIのはじき出した回答にヒトが理解できないということは、その回答をヒトが生み出すことは出来ない。これは相当に衝撃的な「事件」な気がする。もちろんその永続性、副作用等の検証は必要ではあろうが、でもそこは人間も同じか、おそらくヒトのほうが劣る気はする。

 

「空間認識」「感覚・触覚」のデータ収集が今どきのRPGとか言うやつになるのだろうか。物販ではなくIT系のゲーム会社は、ームを提供して稼ごうとしている、と思うべからずだ。バーチャルリアリティの世界が具現化し、モノとして経済を動かし始めた。概ね現在の特徴的な産業のその背景には、このAI開発が多かれ少なかれあるものと理解したほうがスムーズだ。

最近に異様なブームを起こしたポケモンGOとか。「リアルタイム」に「大衆」が「そこに向かう(行動・アクションをとる)」という「ビッグデータ」が蓄積されたことだろう。「時間」「空間認識」「感覚・触覚」「行動」のあらゆる要素が一挙獲得だ。そういう意図があるかどうかは知らない。もしそうだとすればすごいアイデアだ。

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