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しくみ創りがなぜ必要なのか~前提になる背景と法則(6) 枠組み自体の創出(1) 既存枠内に噛むだけだと環境支配を受ける~シャッター通り商店街

法則2 】:「枠組み自体の創出」~既存枠内のフロー上に噛むだけのビジネスは、外部環境要因に影響支配され、最終的に淘汰される

既存枠内に噛むだけだと環境支配を受ける~シャッター通り商店街

 「既存枠内のフロー上に噛むビジネス」とは、端的にまずは、下請けの製造業などが象徴的な業態になる。もちろんそれだけでなく、概念的に少し理解しにくいかもしれないが、経済活動の中において、そのニーズが社会インフラの一部と化して、その位置づけ、在り方が定型化しているような産業。まあ言ってみれば、世の中に存在するほとんどの産業のこととも言える。かといって大規模なものは、今このテキストには関係ない。水光熱、通信、交通などの大規模インフラや、医療、行政サービスなどのカテゴリーも関係ない。「外部環境要因に影響支配される」という部分の意味からすると、大規模でも、卸売り業や配送業などは露骨に影響を受けている。このテーマでの意図として、外部環境要因に影響受けた際、その影響に自力では抗えない規模、ごく身近な生活レベルでのサービス業での話に絞る。飲食店、スーパー・商店街、理美容衛生・・・など。

 言わんとすることは、要は、自力以外の何かに影響支配される産業かどうか、という話。影響を受けた際、自力脱出できる立ち位置を取れているかどうか、ということ。「○○業」という区分けで考えようとしても、テーマの意図がずれる。表現をまとめると、「出来上がった枠内や流れに乗っかっている側」か、「自ら価値創出して、他を先導する側」か、という区分けが言いたい。テーマの趣旨としては、前者ではなく、後者たるべき、ということ。 その業が、先端にあるか、旧態然の産業下にあるか、は関係ない。ITのような先端産業にあろうとも、誰かの敷いたレールや、プラットフォーム、確立されたニーズの流れなどの上に乗っかっているだけなのであれば、既存フローに噛んでいる、と言える。極論すれば、イノベーション創出側か、それ以外か。

 まあそこまで言ってしまうとあまり話にならないので、もう少しハードルを下げて考える。「外部環境要因に影響支配される」の部分を見ていく。例えば、旧態然型の商店街などが象徴になる。近くに大型ショッピングモールでも出来ようもんなら、てきめん廃れていく。その商店街が必要なくなる、というわけでもないし、その良さがなくなるわけでもない。しかし、地域の生活動線が変わってしまう。それ以前は、「毎日行かないと生活できないところ」だったのが、「わざわざ行くところ」になる。「わざわざ行くだけの価値」のあるお店は、変わらずに生き残る。しかし、そうではないお店は、いずれシャッターを閉める。一つ、また一つ。いわゆる、「シャッター通り商店街」だ。その通り全体が醸す雰囲気が、「もうあまり行きたくないところ」になってしまう。「わざわざ行く価値」を持っているお店であっても、「あまり行きたくないところ」の中にいれば、「絶対行かざるを得ない価値」を創り出せない限り、客足は遠のく。「そこにいる」ということ自体が、最大の敗因になる。

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