「経営スクール & 経営コーチング」 小規模法人、店舗、個人事業の経営者様向け個別対応による講習とコーチング

経営お役立ちマガジンブログ 経営学習塾キース会 副読本 経営テーマトピックスあれこれと経営の学びコンテンツいろいろ経営お役立ちマガジンブログ 経営学習塾キース会 副読本 経営テーマトピックスあれこれと経営の学びコンテンツいろいろ

【無料セミナー】「経営思考力を高めて」30年儲け続けるしくみ創り

【無料セミナー】「経営思考力を高めて」30年儲け続けるしくみ創り

Link

しくみ創りがなぜ必要なのか~前提になる背景と法則(7) 枠組み自体の創出(2) 枠組み自体を創り出すしかない

法則2 】:「枠組み自体の創出」~既存枠内のフロー上に噛むだけのビジネスは、外部環境要因に影響支配され、最終的に淘汰される

枠組み自体を創り出すしかない

 「そこにいる」という意味は、今の事例は商店街という場所の意味を表すが、このテーマ全体の論点からすれば、物理的な場所の意味だけでは、当然ない。自身の事業の「立ち位置そのもの」のことを指す。「何に拠りかかって立っているのか」ということ。商店街のとある店は、「わざわざ行く価値」を持っていた、強いお店だ。にもかかわらず、環境要因を覆すには至らない。「絶対に行かざる得ない価値」は、実際、商店レベルではさすがに無理だろう。旧態然型店舗(業を問わずほぼすべての店舗が該当するだろう)は、「わざわざ行く価値」の創出を目指したい。先ほどの前テーマの「コモディティ内差別化」の話。その上で、「どの環境に、どの立ち位置で立つか」ということを考える意識が欲しい。依存関係に対する対象と位置、フローの川下か川上か、10年後、20年後、30年後、長期スパンでの変遷の予測・・・などに悩んだことはあるだろうか?無意識、および意識の盲点でかいている「あぐら」、を発見しようとする意識はあるだろうか?それらの怖さを知っている人は、死ぬほど考えている。しかしそこまでの気が回らない人の、事業の未来は半ば決まっている。「変化に対する謙虚さを失ったものから、淘汰の順番が繰り上がる」んだそうだ。昔から言われている。もちろん一概に言えないし、この手の法則はあまりとらわれて、潜在意識にすりこまないほうがいい。そうならないためにも、多角的に学んで意識の拡幅を図りたい。

「そこまで気にしていたらやってられない」のが現実だろうし、「じゃあどうしたらいい」の部分の、画一的な答えも存在しない。しかし、事業を含めて、私たちそのもののあり方自体を、一番大きな枠組みで支配し、決定的に影響を及ぼすのが、このテーマにある、「既存枠内のフロー上に噛むだけのビジネスは、外部環境要因に影響支配され、最終的に淘汰される」という法則だというのも、避けられない事実だ。

 そもそも人は、考えたことがないことは考えないし、意識をしたことがないことは意識しないし、知らないことを必要以上に知ろうとしない。与えられた条件内で最善、最適を選ぶし、可能性を追求し続けるエネルギーは面倒臭いし、すべての原因を時間制約とそして環境のせいにする。無意識での「受け身」と、「状況適合」の意識から招くものなので、思い切って意識転換し、リスクを覚悟し、逆説的に発想したい。アグレッシブに、自身の影響の及ぼせる範囲からまず、環境の支配者になるにはどうしたらいいか?枠組みそのものを、土俵そのものをどうやって創るのか?その中でのルール自体をどう設定するか?他のプレーヤーをどうやって巻き込み、新たな参入者をどうやって誘い込むか?そこまで考え、実践者側に回らなければ、環境の「被」支配側からは抜けられない。

 大きな変化の時代には、そんな意識の必要性が盛んに叫ばれている。「ゲームチェンジャー」という表現だとか、「プラットフォーム戦略」なんていうのは、そもそもそういうことだ。外部環境要因の変化に影響、淘汰されず、30年もたせるためには、自らで「枠組み自体の創出」をするしかない。

このページのトップへ