目的達成のレシピ(12) 材料のお買い物 : 必要事項のリスト化、不足の補充、コンフォートゾーンの設定変更(1)~実行のリスト化
①必要事項のリスト化
・目標の絵、到達地点の絵を描き、その地点からの目線で現在の絵を描きました。2つの絵の距離、ギャップに焦燥感や緊張感を生み出し、脳がそこへ向かおうとする推進力を生み出す為です。しかし実際それだけでは具体的に、今足元の一歩を踏み出すに当たって何をどれから順番に実行すればいいのかの迷い、混乱が生じます。あれもしなきゃ、これもしなきゃで結局何にも手を付けられない。そうなってしまいかねません。 絵を描いて、次に行なおうとすることは、現在の絵から目標、到達の絵へ向かう筋道、旅程表を作成したいわけです。「必要なことリスト」、「やるべきことリスト」を作成します。プロセス分解作業の段階です。
ケーキ作りにおいても、作りたい理想のケーキの写真を見つけました。それを作るのに必要な材料や道具が今現在、家の中にあるかどうか確認します。レシピもないので、いったい何がどこまで必要なのか正確にはわかりませんが、思いつく範囲で調べます。小麦粉や卵や砂糖ぐらいはある。泡だて器も手製はあるけど電動はない。生クリームやチョコレート、果物もない。複雑な飾りが載っているけれど何の道具がいるのかな。色々なことがわからなさすぎる。作り方もわからなければ、必要なものもわからない。現状のスキルレベル、知識レベルでは客観的に作成不可能です。
本当は「食べたい」が目的なら、「やっぱり無理」とあきらめます。買えば済む話です。しかし「作りたい」という衝動に駆られた場合、「無理だ」とは思わずに「うわーっ、難しそう」と、あきらめる感覚は存在せず、不思議と挑戦しようとしています。無理であるにもかかわらず。レシピがネットで見つかるか検索します。大雑把な作り方程度は見つかりました。しかし書いてあることの単語や意味がわかりません。さらに単語の検索をします。いまいちわかったようなわからないような。ケーキ作りの得意な知り合いはいないかなあ。本屋にも出向きます。それそのものずばりの答えにはたどりつけませんが、それに近い、関連するような断片的な情報を基に想像します。この段階で見切り発車でスタートし、取り掛かり始めても当然失敗します。まずは自分なりに現状知りうる範囲の知識、情報を基に「手順書」を作成します。この段階ではまだまだ粗いものです。そして必要な材料や道具をそろえようとします。まず買い物行かなきゃで出かけてしまうと、買い物自体を失敗します。いらないものを買ったり、必要なものを買い損ねたり。量が多すぎたり、少なすぎたり。もっと安いお店があるのに高いものを買ってしまったり、安物を買って作成段階でうまくいかなかったり。まずは買い物自体を成功させるために、きめ細かく書き出し、事前に調べられるものは調べ、コスト計算をし、行く店も決め、きちっとした「買い物リスト」の作成が必要です。「手順書」の作成、「買い物リスト」の作成の作業段階です。
目標明確化の最速ルール 20、まずは「必要なことリスト」、「やるべきことリスト」を作成する。
②リスト作成の重要性
・仕事は段取り8分と言いますが、この作業が全体の中でも最大のポイントになります。この作業が丁寧に作り込め、メンテナンスをかけ続けることが出来れば、ほぼ到達できない目標、目的は存在しません。まずは事前に「リスト作成のしくみ」を完成させることが重要です。無意味に焦って動き始めてもかえって時間ロスを生じます。「下手に考えてもわからないからまず動け」は、このリスト作成のための情報収集であって、実行段階の行動ではありません。タワーマンションを建設するのに見切り発車で建設には取り掛かりません。一番時間をかけるのは設計図と行程表です。これを何度も何度も書き直すはずです。ゼネコンのさらに一番頭の賢い人たちが、経験値のある人たちが何人も何人も目を通すはずです。これに基づいて何百人何千人が、何十億円何百億円が動きます。実際建設に取り掛かれば行程表に基づき、淡々と粛々と進んでいき、そこまでにかけた時間よりもはるかに短い時間で建物自体は立ち上がります。
目標明確化の最速ルール 21、何はともあれ、まず「実行リスト作成のしくみ」を完成させることがすべて
③目標達成4倍速の方法論
・「実行リスト作成のしくみ」を機能させることができれば、一日が48時間換算の加速度も不可能ではありません。「成果=時間2-ティッピングポイント」、いわゆる「成長曲線」の公式でポイントとなってくる「時間量」が、1日48時間換算が可能なら達成期日は単純に1/2に短縮される??のではありません。24の二乗と48の二乗を比べると1/4の短縮になるということです。「脳」と「潜在意識」とそして「睡眠」の使いこなし方の方法論です。ますます怪しくなってきました。でも大丈夫です。理論、根拠は順次解説していきます。怪しいなあとは思いつつも、しかし皆さんの潜在意識はワクワク感、期待感で反応しています。「おもろいかも。ひょっとしてほんとにいけるかも。」ただ、作業としてはちょっと面倒くさいかもわかりません。しかし現状知る範囲では、一番合理的な方法論だと思います。必ず実行されることをお勧めします。
で、何をするのか?目標、到達地点から見た現在の状態の足らないこと、必要なこと、やるべきことを文字に書いてリスト化し、整理する。そしてそれを毎日毎日手直しし続けていくことです。えっそれだけのこと?そんなことで不可能に近い夢の目標が4倍速で達成できるのか?一言で書けばそれだけですが、これも実際作ろうとすると結構手こずるかもしれません。理論、根拠は追々説明するとして、まずはリストの作り方から説明いたします。
目標明確化の最速ルール 22、4倍速を実現させる「魔法のリスト」
参照 : 性格のタイプ・増補改訂版、アファメーション、NLPタイムラインセラピー、NLPコーチング、思考のすごい力、カレーライスの方程式、1日48時間にして夢をかなえる、戦略の見える化、脳が冴える15の習慣