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戦略思考の心・技・体(15) 技「仮説検証・分解技法」(6)~ロジックツリー(体系分類・次元階層化)(1)

ロジックツリーの種類

おもに2パターン、WHY(なぜだ)型とHOW(どうしたらいい)型がある。

WHY(なぜだ)

 問題の原因追及をしていく際の手法。問題解決の最大のポイントは、原因が正しく突き止められるか、という部分。より深いところに横たわる真の原因にたどり着ければ、その時点でほぼ問題は解決したとも言える。わかりやすい表面的な原因だけを追いかけて、対処療法的に対応していても一時しのぎにしかならず、手を変え、品を変え、また同様の問題が発生する。より深い根っこにたどり着くためには、なぜ?どうして?を繰り返すこと。とりあえず思い当たる原因がわかったら、そこからさらに、なぜ?どうして?それはどういうことなんだろう?そしてさらに、じゃあそれはどういうことなんだろう?と今の自分でたどり着けるところまで追及する姿勢が大切だ。ではそれをどうやって追及していくのか。頭の中だけで、もしくは会議の話し合いだけで進めても、こんがらがってなかなか進まない。原因は11では存在してくれないからだ。次元階層の違う複数の要因が絡んでくると、頭の中や言葉のやり取りだけで整理をするのはまず無理だ。そして思い浮かぶ原因のほとんどは、既成概念と思い込みの範囲を越えられない。そこには論理的整合性はとれていない。結局それは真の原因追及にには至らないことを意味する。さてどうしたらいいのか、ということで考え出された手法。順番に分解していきながら、概念や事柄の「次元階層」を意識し、理路整然と深堀していく。そうすることにより客観的に全体像を把握し、真の原因を探り出す方法。「ああ、こういうことだったのか」と、未知の答え、以外性の答えになる。「いや、原因はわかってるんですよ」と言いたくなるが、それは本当の、真の原因ではない、表面の原因。

HOW(どうしたらいい)

 ツリーの構造自体は同じで、解決方法の最善を探していく方法。ツリー作成上の手順は同じなので区別する必要もないかもしれないが、思考の方向性が原因追及とは逆方向だという意味で区分けされている。原因追及型は考えられうる選択肢に「分解」していく考え方だが、最善解決方法模索型は考えられうる選択肢を「拡散」、広げる方向性で考えていく。どうしたらいい?他に何かあるか?とアイデアを絞り出し、それに対しさらに、でそれをどうしたらいい?だからどうする?と、どんどん具体化させていく。最終的には、即実行可能レベルまで落とし込んでいきたい。出てきた答えに、「で、さあ、これをどうやったらいいかな」と思ってしまったら、まだ落とし込めきれていないということ。

その他(単純分解etc.)の型

 上記いずれでもないパターンも当然にある。別に原因追及も解決策も求めなくていいが、単純に分解して整理して把握しておきたいことはいくらでもある。

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