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WEB戦略構築(9) アイデンティティと導線(3) 「自社アイデンティティ」と「ターゲットの検索行動」の接点合わせ

「自社のアイデンティティ」と「ターゲットの検索行動」の接点合わせ

 では、その自社が紐づくキーワードは何か。自社の自慢の商品やサービスが紐づくキーワードは何か。一生懸命書いた役に立つ記事が紐づくキーワードは何か。これを捜さなければならない。その作業をマーケティングの論点を基に、ロジカルシンキングで割り出していく。まず何から考えればいいのだろう。その自社のHP、商品・サービス、ブログをだれに見つけてもらいたいのだろうか。うちの「理想客候補生」の皆様だ。そのうちの「理想客候補生」の皆様は、どんな状況に置かれたとき、何に困り、何を欲し、何を必要とし、何を解決したがり、そしてどうなればいいのか。そのときにうちの商品・サービスはどうやって入手され、何の役割を果たし、何の解決、満足をもたらすのか。そのファーストタッチ、接点が「キーワード」。「理想客候補生」の皆様はその状況下でインターネットで検索をするとき、検索小窓にどういう表現打ち込んで捜すのか。その単語、フレーズ、センテンスを、考えられ得る限り、想像出来得る限り書き出してみる。自身がその「理想客候補生」になりきって。

 この、うちの紐づく複数のキーワード群、例えば、商品・サービスのすばらしさ、効果効能、何が違うか、こだわり、苦労したこと、譲れない信念、客の何を助けたいのか、なぜそう思うのか、その動機は、・・・等を総称して「自社のアイデンティティ」とキース会では表現する。一方、理想客候補生方が検索する際に打ち込むであろうキーワード群、これを総称して「ターゲットの検索行動」と表現する。「自社のアイデンティティ」と「ターゲットの検索行動」が結びつくのが「検索キーワード」となる。接点となるキーワードは何か?これを見つけていくことがこのテキスト全体のテーマであり、キースメソッド第6フェーズのメインテーマだということ。「自社のアイデンティティ」と「ターゲットの検索行動」の接点合わせのパズルであり、番号式錠前の番号合わせゲームの感覚で臨みたい。

 キーワードを照合するには、まずは可能性のある候補キーワードをブラッシュアップする段階がある。うちのアイデンティティを表す適切な表現は何か。これだけでもずいぶん手間暇のかかる作業だ。自社や自社の商品・サービスのことなのにずれる。論点がぼけてしっくりこない。思い込みや様々なバイアスが入りすぎて、考えれば考えるほど実態から離れてしまう。一方、ターゲットが打ち込むであろうキーワードの探索も、ほぼ盲目の手探りだ。主観から離れきれない、相手目線になり切れない。そのニーズが抽象概念であれば、まったくとんちんかんな検索ワードを放り込まれてしまう。なんでそれがそうなるの?候補のブラッシュアップさえも、なかなかまともにはさせてもらえない。かなり可能性の高そうな候補が絞れても、次の段階として、検索ボリュームはどの程度なのか、そのワードの競合状況は高いのか。googleのキーワードツールで調べる必要がある。いけそうだと思ったワードは、ボリュームもあるがしかし、競合も過多だ。安全策でニッチ狙いにすると、1日の検索数が二ケタしかなく、さらに地域を絞ったら一ケタしかない。ボリュームの多いビッグワードでは、自社規模のコンテンツはまず無理だ。絞りすぎても、表示は出ても反応はほぼ無い。「どうせえっちゅうねん!!」「だから最初から、こんなこと無理なんだって!!」何回も言う羽目になる。覚悟は必要だ。目標としては10年以内には何とかしたい。キースメソッドの第一ステージ完成想定期間10年以内の意味はここに尽きる。ここの手前までで手こずればさらにずれ込んでいく。頑張ろう。

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