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WEB戦略構築(20) マーケティングライティング(4)  ~なかなか上手に書き始められない

なかなか上手に書き始められない

 「自社アイデンティティの全力表現」を書こうと思っても、たぶん書けない人は書けない。言いたいことや書きたいことが沢山ある人は、もうすでに何か書いてるかどこかに何かを表現している。言いたいことや伝えたいことが沢山ある人でも、どう表現したらうまく伝わるかを気にしすぎる人も、たぶんなかなか思うようには書き進まない。正解をきちっと表現しようとしすぎる人も同様だ。書き慣れていない人も、言いたいことはあるけれども頭でうまくまとまらない。表現力のボキャブラリーがなさすぎてありきたりの文章になるか、ひどければ子供の作文レベルで、書くのが嫌になる。何か書ければいい方で、まったく文字にすることも出来ないかもしれない。そもそも文才もないし、苦手なので方法が合ってない。まあ基本的には、この期に及んで自業自得だ。

 サイト作成でどうせ業者に発注するんだから文章も頼めばいい。しかし、サイト作成そのものよりも文章作成のほうがはるかに時間がかかるし、そして高くつく。IT社会においては認識以上に、「ライティングスキル」の付加価値ははるかに高い。究極の武器にもなり得る。事業活動において、営業を回り続けるよりも文章を書き続ける方が、中長期には有効な手立てだ。うちの独自資源もしくは本当の商品力は、「文章力」という感じ。「しくみ創り」が絶対だと言っている以上、そうあってしかるべきだ。

 SEO対策でも言われていることは、「google bot」様の評価基準は、最終的に1つの基準に収れんしていくそうだ。その唯一の基準とは、「その人ならではのオリジナリティ」なのだとか。それを文章表現、図解表現、写真表現、動画表現出来なかったら、地球上に存在しないのと同じことになる。職種を問わず「書けない」ことは致命的になりかねない。文章にしがむより、図解、写真、動画を極める道もあるかもしれない。でもこちらのジャンルは基本、ガチのクリエイターの世界という土俵になりはしないのだろうか。土俵の次元が違いすぎなければいいのだが。でもやはりしばらくの基本は、「書くことを極めるしかない」と腹をくくったほうが楽なはずだ。検索システムから「言語」が消えることは、ここ30年ぐらいは考えにくい。非言語化が進むとはいえ、言語が人工知能のしくみの根幹であることは間違いない。言語はメインとして残るはずだ。

 うまく書けない、文才がないという悩みに対する解決策を何か示唆するのではないかという期待をさせるような冒頭部の書き出しだった。かつて具体的に色々と方法論を伝えたが、あまり改善はなかった。結局は根本スタンスの問題だ。「書けなかったら死ぬしかない」し、「極めるしかない」となって書き続けて、2年ぐらいたったら、皆さん、文章力だけで新規集客は十分成り立っている。地域一番とかなっている。結論的に「書いて書いて書き続ける」だ。

 スタンスと腹が決まれば、脳がアンテナを張り始める。正解の文章や見本、うまい表現、面白い表現・・・。上手な見本を貪り始めて、ストックがたまり始める。脳内のストックが増えれば、勝手に(実際そこまでスムーズにもいかないが)化学反応が起こり始めたり、ひらめき始めたり、スパークが起こったり。上手な文章の書き方を理屈できちっと勉強的に進めるよりも、脳内ストックを増やし続ける方が効果は早い。とにかくたくさん、色々と見ること、読むことだ。後付けで、上手に書くための知識を理論武装すれば「再現性のある地力」が付き始める。ざっくりとそんな手順ではないだろうか。

 「書いて書いて書き続ける」ことと、それに先行して「読んで読んで読みからかす」だ。何にも増して、多読すること。知識も情報もボキャブラリーも、まずは決定的にストック量が少なすぎる。であれば、何を書くにも案もイメージもわかない。「上手に書けない」という悩みの順番が違う。「なかなか沢山読めない」という悩みが正解だ。「何を読んだらいいかわからない」がさらにその手前に来ることではないか。アウトプットの必要性に迫られ続けたインプット、このサイクルが生活習慣レベルに落ちたら、しめたもんだ。いつか必ず、たくさん書くことに対する苦手意識はなくなる。

 まずは腹と脳のスタンスを決め、すると勝手に細胞とDNAがそちらの方向へ変化、覚醒し始める。それから各種方法論に入る。いつでも、どんなことでも基本の順番は同じ。

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