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WEB戦略構築(25) マーケティングライティング(9)  ~書く手順(2)_1、企画構想(2)

書く手順(2)

 1、企画構想(2)

自分のスタンス

 その伝えたい対象者に対して、書き手としての私自身は、どの立場としてのスタンスをとるのか。普通何かを書き始める際にそんなことまで意識はしないと思うが、まずはここが定まらないので書き出しにくくなる。深く考えずに、「客に対して伝えようとする業者の立場」、とするのは短絡的すぎる。主張のメンタリティが弱くなり、本当に言いたいことを遠慮しがちになったり、当たり障りのない範囲で終始してしまいがちになりやすい。本当に言いたいこと、主張したいことに対して抑制的にならざるを得ない、「根本スタンス」の問題が、「上手に書けない」、「何を書いたらいいかわからない」という悩みを構造的に助長している。まずは本当に言いたいこと、訴えたいことをそのままストレートに表現することを重視すべきだ。なので、「分かっていないダメ生徒に対するこわもて先生」ぐらいのスタンスでちょうどいいぐらいだ。まあ実際には「分かっていないダメ生徒」と思ってしまうと、そのニュアンスは結構行間などに出てしまうので、それはまずい。その対象者は分かっていないのではない。本当は分かるのに、何らかの影響で分からなくさせられてしまっている被害者の方だ。その方に対し救済の手を差し伸べる、「釈迦やキリストのスタンス」というのがベストに近い。慈愛の心に満ち溢れたニュアンスは、読む人が読めばわかる。その行間、字間から漏れ伝わってくる書き手の想いが、読み手の心を動かしていく。あまりに露骨ではさすがに引かれるが、とりあえず気にせず、編集、校正はあとでやる。

 

何が問題なのか

 で、そもそも一体何が問題なのか?この部分の定義があいまいだと、その先の主張がぼやっとしがちになる。もしくは、なぜそれが必要なのかの理由付けのつながりがしっくりこず、納得できなくなる。企画構想段階の文脈の「①自分のスタンス」、「②何が問題なのか」、この最初のところがことのほか重要だ。「で、何が問題なんですかねぇ?」という質問にバシッと答えられないと、主張全体が弱くなる。このことは日常のモノを見る訓練が必要だ。様々なニュース報道や身近でよく問題になること、そういったことに対し常に自分自身が、「で、一体何が問題なんだ?」と問いかける習慣をつけることだ。一般的に認識されていることに対し、「本当にそうなのか?」と反射的に反応し、「で、そのことがもたらす深層の部分での、本当の核心の問題って一体なんだ?」と深堀りする習慣。ものを書くことはイコール、真実追求、ジャーナリズム精神だ。様々な問題に対する理解の階層が深いことが、奥行きのある、説得力のある文章につながっていく。

 

なぜそうなっているのか

 この部分は②の問題提起がしっかり構築できていれば、その説明にあたる部分だ。ここは客観的な事実やデータ資料などの「ファクト」が重要になってくる。いわゆる「ファクトの積み重ね」の作業にあたる。具体事例や各種データ、資料で肉付けする。ここでぐっと文章に華やぎや読みやすさ、興味が出てくる。関連書籍や関連サイト記事を探すのはまあまあ楽しいはずだ。仮説に基づいて、的を得て効率よく探せるようになりたい。読むというより、引用できそうな箇所を「探す」という感じだ。この作業を通じ、読むことが格段に速くなっていく。

 

どうすればいいのか

 この部分も②の問題点が明確なら考えるまでもなく、「だったらこうすればいい」という解答自体は明白なはずだ。この解答がぼけるということは②の追求が弱いということ。③と④の肉付けは、②の部分に包含されている関係だ。そういった意味でも②の追求はことのほか重要だ。

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