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ブルーオーシャン戦略(6) 価値創造アクション4つの方向性 : 「アクションマトリクス」 ~有り無し X 足す引くマトリクス

「アクション・フォーフレーム」

 課題を解決するにあたり、考え方の方向性の話。まず大きく2つの軸。「有り、無し」と「足す、引く」。その商品・サービス、若しくはビジネスモデル全体に、価値や効用を、「付けるのか、付けないのか」と「増やすのか、減らすのか」という方向性。この2軸のそれぞれ反対方向で、4つの方向性、ベクトルが生じることになる。「付ける」と「付けない」、「増やす」と「減らす」、この4つ。この4つをしゃれた言い方で「アクションフォーフレーム」とか言っている。ビジネス上の課題解決で思考する際、課題自体が明確であるという前提条件が必要になるが、この4つの方向性で解決を検討すればいい。今まで出てきた、「戦略キャンバス」上の価値曲線もそうだし、一つ前の「効用マップ」での課題の見つかったマス目のところなども同じだ。それ自体を付けるのか、付けないのか、あるいは増やすのか、減らすのか。ブルーオーシャン戦略全体のテーマである「競争回避の差別化」を模索する上で当てはまる。

「アクションマトリクス」

 差別化しようとすると、トレードオフの関係性で浮上する課題が「コスト」になる。差別化するということはその部分に付加価値を乗せていくことになり、コストがかさむ。コストカットしようとすれば、いずれかの付加価値は削らなければならない。その矛盾、ジレンマを整理するのに便利な思考の方向性だ。この4つの方向性をマトリクスで表し、その座標上の4つのマス目に、それぞれに課題論点の付加価値、効用を振り分けて整理し、戦略キャンバス上に落とし込んでやればいい。このマトリクス座標を「アクションマトリクス」と言う。なんでも固有名詞、ネーミングついていると印象的で覚えやすく、意識して使いやすくなる。特に、形のない抽象概念や思考法、スキルなどはそうすることが大事だ。

 付加価値や効用を整理するに当たり、より分かりやすくする為にあえて、変えないもの、維持するものも別途keepboxに書き出す。検討、検証するすべての付加価値、効用はいずれかのマス目の中に書き出されることになる。

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