目的達成のレシピ(5) 何ケーキが食べたい? : 目的を見つめなおし、目標に分解し、達成可能な目標を具体化する(4)~思考停止からの脱出
⑦障害になること
・⑥で「本能、本音、欲望をベースに考える」という表現がでてきた時に、一瞬、えっどういう事と思わなかったでしょうか。私たちには基本的に常識や習慣を前提に社会生活を送っています。その他にも世間体や思い込み、偏見等、実体とは違うのに勝手にそう思い込んでいることがたくさんあります。基本的には経験値による蓄積ですから、そこをベースに考えることは非常に効率的です。しかし実経験による蓄積と、まったく無批判に受け入れてきた蓄積とがあります。これらはまったく別物です。無批判に受け入れてきた常識、習慣、世間体、偏見、思い込み等は思考停止を生じます。物事が考えられなくなったり、思考が行き詰ったり、自由な発想が出来なかったりする原因を紐解いていくと、これらのものがブロックになっていることがほとんどです。いわゆる「頭が固く」なるわけです。何が障害になっているのか気づくことすら出来ません。自分自身の人生の大切な判断基準が、どこの誰が言い出したかもわからないような常識、習慣、世間体、偏見、思い込み等に大きく、決定的に左右されるわけです。ゾッとしませんか。
・否定、批判しろと言っているわけではありません。とにかく一度色々と揉んで考えてみる。その中に含まれている意味は、何ゆえ語り継がれ、多くの人がそう思っているのか、奥にある真意を納得する必要があるということです。この揉んで考えるという一つ一つの行為の積み重ねが、自身の人生の可能性を広げてゆきます。固いものは揉まなければ柔らかくはなりません。
目標明確化の最速ルール 7、とにかく一度色々揉んで考えてみる。人生を思考停止から解き放て
⑧重要なスキル
・自身の目的を見つけ、目標を設定していく上で、重要なスキルは「想像力」です。ああしたい、こうしたい、ああなりたい、よりリアルに想像でき、イメージングが可能な範囲は、それはイコール実現可能な範囲です。物理的不可能レベルのことは想像すらできません。私たちの奥底の潜在意識はそのことをわかっていて、脳はその範疇で機能します。想像は出来るのですが、すぐに現実に引き戻されます。右脳が創造的パワーを発揮したと同時に、左脳が私たちを守る、現状維持装置が働くからです。右脳と左脳に感謝です。しかしこの場合は左脳の機能はそんなに頑張ってくれなくてもいい時です。どうしましょうか。そうです。書きます。「創造力のパワーが働いてくれているときは、現状維持装置はお休みしてください」と。遊んでいるみたいですが、遊んでください。そして強く信じてください。潜在意識が理解している私の可能性を。脳も潜在意識も私たちの理解を超えています。
目標明確化の最速ルール 8、想像する。よりリアルなイメージで実物、実場面を感じるまで想像する
参照 : 性格のタイプ・増補改訂版、アファメーション、NLPタイムラインセラピー、NLPコーチング、思考のすごい力、カレーライスの方程式、1日48時間にして夢をかなえる、戦略の見える化、脳が冴える15の習慣