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目的達成のレシピ(10) 買い物メモを作る : 現状分析およびプロセス分解し、必要な要素をリストアップする(5)~現状最適ではなく目的至向

絵を描くときの注意 1

 ・絵を描く際にあまりにも現実的になりすぎたり、様々な制約条件に縛られすぎると、自由に発想出来ないという問題に直面します。その際に活用するスキルとして「棚上げ」という方法があります。色々難しいと感じることや、ハードルが高いと感じることを具体的に書き出して文字にする方法です。顕在意識に上ることだけでなく、潜在意識レベルでの思い込みや、先入観、常識、なども「具体的に」文字に書き出してみる。潜在意識に刷り込まれているレベルのことを言葉にすること、さらには文字にすることは至難の業です。日常生活の中での「暗黙の了解」を明るみに引きずり出し、改めて眺めてみる。これを一旦白紙にする。これが「棚上げ」ということです。強いこだわりは白紙にすること、棄てるということ自体が難しいですが、あくまでも「棚上げ」、脇に一時的に置いておくということ。絵を描く作業が済んだら、また棚から戻してひっかかって、こだわって、否定すればいい。店に入るとコートやバッグをあずかってくれて、帰る時にまた返してくれるのと同じように、絵を描くとき「だけ」とりあえず棚上げしておくということです。

目標明確化の最速ルール 17、現実視、制約条件、スコトーマは一旦「棚上げ」し、さっと一気に描き上げる。

絵を描くときの注意 2

 ・「そうなったとき、あなたはどんな世界にいて、どうなっているのか」。これが戦略思考上、最も重要な「問い」になります。到達したいポイント、状況、そのときの絵こそが、すべての思考の出発点だからです。ところが逆の「問い」を立てることが一般的です。「解決すべき問題は何か?どうすればその問題は解決できるのか?」。会社の会議はすべてこれですし、お店の経営でも同じではないでしょうか?一見現実的で、まっとうな最もらしい「問い」ですが、そこに向けて必死に努力をし、何かを乗り越え解決したように思えても、またすぐにゆり戻したり、袋小路に入ったり、別の問題を引き起こしたりしてしまいがちです。

 ・この2種類の「問い」の違いをシンプルに端的に言うならば、「何かに近づく為に進んでいくのか」あるいは、「何かから遠ざかるためにもがくのか」の違いです。問題解決の思考は、今ある問題点、現状から遠ざかるためにアクションをとる為、解決の結果次の行き先を失い、さらにはその結果どこに到達したのか自分の到達点、座標軸の正確な位置情報がわかりません。その都度場当たり的に行き当たりばったりなケースもそうですし、計画を立て、着実に問題解決しているようなケースでも、大所高所、超長期スパンから見ればうろうろしているだけになりかねません。今後の方向性に「どうしたらいいかわからない」のはそういうことです。そして常に「問題を探し」続けるサイクルに陥ってしまいます。特に問題はない状況下でさえ、未来の問題点、潜在的な問題点を探そうとします。良い風にいえば「先が見える」、「事前に問題の芽を摘む」ことになりますが、その実態、深層心理の本質としては、問題を解決していなければ不安だからです。どこへ向かうのが正解なのかがわからない不安から来るものです。目的地に向かうには、遠回り、寄り道していることと変わりません。

 ・一方目的志向は大前提に、たどり着かなければならない到達ポイントがあります。常にビジョンが存在し、そのイメージに誘導されていきます。そのポイントにたどり着く為に足らない要素を、近道を探し続けます。それを探す基準は「出来るか出来ないか」「行けるか行けないか」ではなく、「必要か必要でないか」「合っているか合っていないか」です。基本姿勢として迷いやブレはあまり生じません。脳が明確な方向性、目的を持って私自身を導きます。スコトーマが入り込む余地の無い状況はひとつだけです。脳が明確な目的、目標をロックオンしている時です。

 ・絵を描くときの最大のポイントは、そもそも最初のスタンスの時点で問題解決の為の「問題解決思考」ではなく、脳に目的、目標をロックオンさせる為の「目的志向」で臨むということです。今の現状をベースとして「少しでも+αで良くしたい」のではなく、そもそもの次元、ステージそのものを上げる為です。当然、対象者もやる事も、そして人生の舞台も、付き合う人々も変わってくるということです。そう聞くと「いや、そこまでそういうつもりも無い」「現状が悪いわけではない」と、現状維持装置が働きます。人には自分にとって居心地の良い自己イメージがあります。それは「コンフォートゾーン」と呼ばれており、人はその「ゾーン」の枠内で人生を送っていくことになります。目標設定も絵を描くことも、そもそもこの「コンフォートゾーン」の設定を変えない限り、ゾーン内での堂々巡りです。「コンフォートゾーン」については後ほど詳述致します。

目標明確化の最速ルール 18、絵を描く最大のポイントは、「問題解決思考」のスタンスではなく、「目的志向」で臨むこと。

参照 : 性格のタイプ・増補改訂版、アファメーション、NLPタイムラインセラピー、NLPコーチング、思考のすごい力、カレーライスの方程式、148時間にして夢をかなえる、戦略の見える化、脳が冴える15の習慣

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