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目的達成のレシピ(23) 材料のお買い物 : 必要事項のリスト化、不足の補充、コンフォートゾーンの設定変更(12)~いくら必要か

「金の獲得」

 次元階層を整理し、目的混同を解消することを述べましが、改めて「金の獲得」と「事業ビジョンの達成」について掘り下げてみたいと思います。

まずは「金の獲得」ですが、お金を得ることによって達成できる本当の目的が色々と複合的にあって、それを区別し、整理しないと目的の混乱が生じやすいということでした。そうするとその目的の多くは、必ずしもお金がなければ達成できないかといえばそうでもないことが多いはずで、そこで目的達成とお金儲けという手段の不一致が生じるわけです。お金儲けという手段と、その目的の整合性をあわせることが大事です。

 よく「金のためにやってるんじゃない」「金がすべてじゃない」という言い方をするケースがありますが、もしそれが生きる為の生業なのであれば、そこに自己矛盾が発生しています。ブレーキ踏みながらアクセル状態です。脳が機能停止するのがこのパターンです。このフレーズを言うときは大概、極めてないことの言い訳であったり、それで評価をされたくなかったり、それに取り掛かる時間がないときなどの言い訳で使用することが多いはずです。「金の獲得」の目的を絞り込んでいけば、衣食住の生きる為、サバイバルレベルのことになるはずです。家族を養うことは最低限の責任でしょうし、誰しも最低限「食える」状態は確保しなければなりません。

 なので、金の獲得が必要なのであれば、それならそれでもっとはっきり明確に、「お金を獲得すること」を目的そのものにすり込み、設定しなければならないということです。自身の生業におけるポリシー・信念・理念などがいろいろと制約条件を設けてしまうので、実体のない思い込みに脳が支配され、選択肢や手段が限定されて難しく、高いハードルが出来上がってしまいます。この場合、集中しなければならない大事なことは、ではいったいいくら必要なのか、その「金額」です。その金額がはっきり明確になれば、そのためには何を何個売る必要があるのか、何のサービスに何人来店してもらう必要があるのか、単価ラ客数の公式の変数に具体的な事柄、数字が設定されていきます。「何を」の設定はここまで細かく分解し、設定してゆくということです。集中すべきはその「何を」の質であり、グレードであり、満足度です。そしてその目的は「月額生活費○○円」であり、「月の売上げ○○円」の為であるということです。

 抽象度の高い思考では手段に過ぎなかったお金を、具体性を高めた実行動のレベルではそれが目的そのものになります。というよりあえてそうするということです。手段の目的化です。結局至極当たり前の話をしています。しかしこのことは一旦抽象度上げて概念を整理し、余分なことを削除しなければ、脳は設定を受け入れてくれません。すぐに余計なことを考えて元に戻ってしまい、知恵も浮かばず、気持ちもなえて、身動きが取れなくなってしまいます。脳のプロセスとして抽象化⇒整理⇒削除⇒統合⇒選択⇒集中です。よく企業の営業マンが成績表を貼り出され、ゴリゴリに詰められるのは、余計なことを考える間もなく目標予算の数字にだけ集中させるためです。

目標明確化の最速ルール 33、お金儲けで集中しなければならない大事なことは、ではいったいいくら必要なのか、その「金額」

参照 : 性格のタイプ・増補改訂版、アファメーション、NLPタイムラインセラピー、NLPコーチング、思考のすごい力、カレーライスの方程式、148時間にして夢をかなえる、戦略の見える化、脳が冴える15の習慣

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