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目的達成のレシピ(25) 材料のお買い物 : 必要事項のリスト化、不足の補充、コンフォートゾーンの設定変更(14)~運命は性格と思考パターンで決まってしまっている

脳の情報処理のパターンと運命

 目標達成の為には目的の整理が必要だということでした。まず「何を」を設定し、「なぜ」を問い直す。

そしてより高次の抽象概念に意識をシフトし、学習することが鍵になることを述べました。各概念の次元階層化を整理し、各概念の位置関係を把握できないと流れるような一貫性が生まれず、成果につながりにくいということでした。

 ずいぶんと難しい話でした。文字・言葉表現の限界、スキル不足を感じます。と、同時にこの辺りの話になると、意味の理解うんぬんもそうですが、それぞれ受け取り側の方の脳の働き方の特長の問題やそして、心理、境地、悟りの問題も出てきます。各概念の抽象化、次元の高次化は学習や知識というよりは、覚醒された「悟り」のカテゴリーの話です。今、リアルタイムに理解し、なるほど!!と思い、使いこなしていくにはとても無理のある話です。今はとりあえず、そういう次元・領域・カテゴリーの概念があるということを知っておくことで十分かとも思います。事あるごとに意識だけでも出来れば、しめたものではないでしょうか。ひとつ次元の違う人になっています。一番難しいハードな峠の一つ目は越えました。

でももう少し、難しい話が続きます。

 意識を高次元に上昇させるには、フラットで柔軟な脳とマインドが必要です。思い込み、とらわれ、メンツ、プライド、いい悪い、好き嫌いが強いと苦戦します。固執が強い、いわゆる固い頭と心は、ものごとを大所高所の客観的な見地から捉えることが出来ません。自分の生活という狭い範囲での経験・体験が積み重なり、不用意に年を重ねるほどにどんどん固くなります。いわゆる頑固、頑なに固まります。よほど意識しないと人間は普通にそうなります。頑固に固くなれば融通が利かなくなります。柔らかくマルチに対応することが出来ません。考え方、思考のパターンがいつも画一的になります。情報処理のパターンが決まりきってくるので、それ以外の考え方には思いが及びません。「こうだからこうなんだ」と無意識の決め付けが多くなります。そうなると、いくら色々広範囲に学んでも、知識を習得しても、自分の勝手な解釈で判断し、情報の内容や質が歪曲されて自分の中に蓄積されていきます。考え方の応用やアイデアが思い浮かぶということは期待しにくくなります。思い浮かぶアイデアもすべて、自分の決まりきったパターンの中の範囲でしか出てきません。ということは、対処する何もかもすべての事柄の結論は、最初から決まっていることになります。ということは、どれだけ学ぼうが、どれだけ頑張ろうが、今後これからの人生の結論、運命はもうすでに決まっているのと同じです。衝撃的でショックな話ですが、私の中の結論はもうすでに最初から決まっています。

 ですので、そうなることは良しとせず、意図的に防ごうという意識が必要です。防ぐといっても、どうしたらいいの?という話ですので、まずはその辺りのメカニズムを知ることから始めましょう。

 自分の決まった情報処理のパターンを性格とか性分とか言ったりもします。長い年月をかけて培ってきた性格とか性分とか、言い換えれば脳の情報処理パターン、このパーソナルキャラクターが破壊されないように守ることが脳の役目でもあります。ここが脳の極めて複雑な、一筋縄では捉えきれないところです。意識をして使えば無限の可能性を発揮する反面、「私」という存在そのものを守る、それは生命活動のみならず、確立された脳自身の情報処理パターンも、守る対象になっており、相反する二律背反的な役割を果たしているわけです。どちらの役目が重要かと言えば、当然「守る」ことが第一義です。ですからよほど意識をしない限りは、私たちの中に入ってくる情報のすべてを、省力化し、一般化し、いつもと同じパターンで処理し、排除します。脳を活用する為の最大の障壁が脳自身です。どこに向かって「何を」しないといけないか、最初から方向性、目的をインプットしておかない限り、その方向への役割は果たしてはくれません。そしてその情報は決定的に大事なことなんだ、と脳が認識しない限り、簡単に排除されてしまいます。本当に本気かどうかを一番知っているのは実は、脳自身です。その事に強烈な感情を伴って「経験記憶」にならない限りは、ひたすら繰り返し「知識記憶」として刷り込み続ける以外には方法がありません。

 ということで毎日朝晩続けるリスト化の方法論は説明いたしました。でも正直どうでしょうか。リスト化はうまくいってますか?これすらなかなか習慣にしにくくないですか?実は脳は、あてずっぽうで無限に目標を定めたり、一貫性のない雑多な情報を刷り込み続けられると、人格破壊の不安を覚え、むしろ中途半端な気持ちでやってるだけなら、それを防ごうとします。新たな方向性を本気で目指そうと思えば思うほど、やっぱりその方向は違うのではないかと訴えかけてきます。私の意志を問われています。「今度こそ本気ですか?」と。

目標明確化の最速ルール 35、無意識の中で情報処理のパターンが一定ということは結論は最初から決まっており、運命も決まっている

参照 : 性格のタイプ・増補改訂版、アファメーション、NLPタイムラインセラピー、NLPコーチング、思考のすごい力、カレーライスの方程式、148時間にして夢をかなえる、戦略の見える化、脳が冴える15の習慣

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