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戦略思考の心・技・体(25) 技「意思決定・収束技法」(13)~実行順位決定

創出案評価表 ~実行順位の決定に向けて

 

 「続くか」「やりたいか」「儲かるか」の評価基準に対して、抽象概念を数値評価に置き換えたい。各案ABCを評価基準項目ごとに、5段階評価で数値換算する。今、現時点での主観評価で。将来評価はその時点で。将来評価および客観評価は、「今の私」には難しい、というのが前提。

 例題の表では、A案では、今の時点で割とマーケットレスポンスのとりやすい案。導入ハードルも低く、結果も比較的早いが、持続性には難がある。自身のモチベーション的にも最初の頃はまあまあ楽しいが、飽きも来やすく、マーケットの反応が鈍くなればストレスも大きい、というタイプの案。B案はあまり特別なことしないで、まあまあ今のまま現状維持のような案、今の家業、商品、サービスが生活・衛生カテゴリー、いわゆる食品・飲食、洗浄・清掃、理美容などの、ニーズ自体は永遠に消えないカテゴリーにあるような場合。新規商品・サービスの創出や事業自体のリノベーションなどということは意識をせず、通常ルーティーンの範囲内でキャンペーン、セール、クーポン、特典、チラシ、ポータルサイト掲載などを頑張る、というタイプの案。C案は自分のやりたいこと。アイデアがあふれて、一生を通じて、やらずに終われば後悔するというような案。ニーズ発見の学習などを通じ、意識やスキルが高まり、ニーズ自体があることは確信が出来ており、人が生きていく上において必要性がなくなることはなく、ネタの展開的にもざっくりと自分でやりきれない程度は思い浮かぶような場合。しかし、世の中的に、世間認知としてはマイナーか、もしくは今のところは無い、というように先駆者過ぎるとかニッチすぎるとか、マーケットの反応は読めない、不安が大きい。常識頭、現実感の意識が勝ってくると、否定的な見解が強くなり、意識が萎える、というような場合。

 「いやいや、そんなC案は普通に、手を出さないでしょう」ということになるのであれば、そもそもの一番初めの課題設定の段階検証が必要。C案として最終候補案まで残っているのはなぜか?という矛盾が生じる。最初に考え始めた時には、「何か状況打開する方策を考えねば」「今までと同じでは確実に未来はない」「未だ世の中にない、独自の商品・サービスの開発、マーケットの開拓」「何かイノベーションを起こせるぐらいのチャレンジをせずに、何の為にリスクを負って起業をしたのか」・・・などなど思っていたはずである。これらのようなモチベーション、動機づけが無ければ、「論理思考」「戦略思考」自体の必要性自体が無い。「解決課題=あるべき姿(ありたい姿)-現状」の公式の「あるべき姿(ありたい姿)」の部分の設定が違っているか、煮詰められていないか、ということではないか。そもそも、マーケット認知のないところに、どう反響を獲得していくのかということをチャレンジするのがマーケティングである。A案、B案でいいのであればそんなに気張って勉強しなくても、普通のルーティンではないのだろうか?

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