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WEB戦略構築(28) マーケティングライティング(12)  ~書く手順(5)_2、原文執筆

書く手順(5)

 2、原文執筆 

 では、実際に書き始めてみよう。企画構想段階であれだけ考えてあれば、何のためらいもなくひたすら書き続けるはずだ。企画構想9割と言われるゆえんだ。しかし、企画構想段階で考えた内容があまりにも膨大、多岐にわたりすぎて、かえってまとまりがつかず書きあぐねる、ということもあるかもしれない。当然に「慣れる」ということは前提として、重要なポイントは、「その都度文字にしておく」ということだ。断片ばらばらの文章群でも何か書いたものがあれば、切り貼り、継ぎ足しで何とか形にすることは出来なくはない。企画構想段階と言えども、その都度思いついた文章は必ず文字にしておく。紙にメモでもいいのだが、後々の作業を考えれば、書き溜め用のファイルを一つ作成し、パソコン保存しておくのがベター。実際的には、企画構想と原文執筆作業は同時並行になる。正しくは、原文執筆の1段階前作業、原文執筆「メモ書き作業」のこと。

 企画構想の章で、案をよく練ることが重要だと散々述べた後に、すべてを茶ぶ台返しのようにひっくり返すようなことを、補足までに。初めに案を練って書き始めると、その練った案の枠にとらわれて、実に窮屈な文章展開になることが多い。文章にしなやかさや伸びやかさが生まれにくい。スムーズなつながり感に微妙な違和感を感じたり、逆に、「おおっ」という意表を突かれるような、インパクトのあるストーリー展開は期待できなかったりする。プロのライターの中には、企画案などを詳細に練らずに、いきなり書き始めることも多いという。その際に1つだけ気にして悩むことがあるという。それは、一番最初の「書き出し」、「書き始め」だとのこと。ここがうまくいった時は、その後の完成まで一気に書き切れることもあるという。そのメカニズムの解説は大変長くなるので割愛する。そういう書き方が出来た時に名作、名文が生まれるのだとか。

 勘違いしてはいけないのは、頭の中に全く何もないところから何かが降りてきて、想定だにしていないものが出来上がるわけではない。前提として、言いたいこと、書きたいこと、意見、主張がすでにあり、その内容、言わんとすることはある程度あるという状況での話だ。企画構想とかいって、フレームワークとして段取り通りに作業を進める、とかいうことではなくて、自身の頭の中で割と長い間構想があり、関連記事を読んだり、情報収集をしたり、取材が多少はしてあったりということ。趣味の延長のように、興味本位が先に立ち、知らずにはおられない、調べずにはおられない、考えずにはおられないという時間が、事前にある程度ある時の話。抑えきれない追求欲求の衝動に、突き動かされているような状態での話だ。

 その間に頭の中で十分熟成されていたものが、一気に爆発してくるという感じのようだ。そのビッグバンの吹き出し口が、最初の「書き出し」のところということ。切り口がうまくいくと、その後の構成が自然と整理されながら、文脈、ストーリーが出来上がるという。しかし切り口の採り方によっては、そのつながりがうまくつながらないのだとか。「書き出し」がうまくいくと、生き生きと伸びやかな表現も降りてくるんだそう。人の心をえぐって琴線に触れ、人を動かしていく為には、いずれこんな書き方が出来なければならないかもしれない。

 

 3、編集 

 ここはざっくりと、冒頭で軽く触れた程度の解説で。この段階で初めて読み物として体を成すように、見やすく、読みやすく、足したり削ったり、書き換えたり、図や写真を入れたり、そういった作業段階だ。ここはもうプロの領域なのであまり解説も出来ない。自力作業する場合は、やはり見本を探して寄せていく、ということだろう。ランディングページに仕上げたければ、やはりプロ発注だ。オウンドメディア化する際でも、SNSの画像センスはそれなりにレベルを要する。そういった意味でも「キーワードブログ」なら、この編集作業の負担とレベルは格段に易しい。図や写真などのコンテンツについては、そこだけで「書く」こと以上の内容ボリュームになるので、もう触れない。

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