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WEB戦略構築(40) コンテンツマーケティング(11) オウンドメディア運用上の論点諸項(5)~SEO総論

5SEOについての総論

 ということで、「Googleの検索結果を決める重要な要因」についての総論。その要因、評価基準は実は何百もあり、そのほとんどはトップシークレットだ。そしてすべてが同じ重み付けで評価されているわけではなく、その中でも最重要は2つだと言っている。

要因1:良質な被リンク

 その一つがまずは「良質な被リンク」。このガイドライン公表当初はコンテンツと同様、数さえ増やせばいいとされている時期があった。しかし、現時点で評価されるのは「良質な被リンク」のみ。「良質な被リンク」とはやはり、「自然にはってもらえるリンク(ナチュラルリンク)」。検索エンジンが、「自然にリンクしてもらえるホームページは、誰かが紹介したいと思ってもらえる良いページだ」と、ディープラーニングにて判断するようだ。被リンク自体の評価性について懐疑的な見方もあるようだが、ここはとりあえず不動の原則のようだ。ただし自作自演や作為的なリンクについても、ディープラーニングにて見破られてしまう。

要因2 : 良質なコンテンツ

 もう1つが「良質なコンテンツ」。googleの理念通りに、「訪問者にとって有益なコンテンツを掲載しているサイト」を評価する。創業時の創業者の「逸話」通りに。

検索結果上位ページが広告だらけ、ピントのずれたものだらけ、内容の薄い同じ文章だらけ、でぶち切れ、従業員たちに「俺たちのやってることは、こんなくそだらけに協力しているくそ仕事だ」というあの話。見てきた通り、Googleの「ユーザーの役に立つ検索エンジンでありたい」という姿勢は徹底している。地球の支配者が公平的、良心的であろうとしてくれているのは、私たちにとっては何よりだ。訪問者にとって有益なコンテンツが掲載されたページを上位に出すべく、google botは常にディープラーニングを重ねている。小手先は通じない。

 ではどちらがより重要か?言うまでもなく、「優良な被リンク」は「優良なコンテンツを紹介すること」だ。本来この2つは並列的な並びではなく、「優良なコンテンツ」は「優良な被リンクの獲得」を包含する。「優良な被リンクの獲得」 is a 「優良なコンテンツ」でありかつ、「優良な被リンクの獲得」 part of 「優良なコンテンツ」は成り立つが、その逆は必ずしも成り立たない。優先順は当然に「人に紹介したくなるほど役に立つ、良質で魅力的なコンテンツを 作ること」だ。ハードルは高い。素晴らしいからと言って必ずしも評価されないのが、世間一般だ。そこには様々な社会的不合理、不条理のメカニズムが働く。金のない弱小小市民が浮かばれる瀬はない。しかし、google様は公平、良心的であろうとしている。google bot(人工知能)には、今のところ恣意的な差別もなければ、賄賂も通じない。(はずだと思いたい。) 今地球上に存在する中で最も中立、公平な土俵が検索エンジン土俵だ。(はずだ。)負けて、散っても納得できる。コンテンツ作りは時間も労力も、ときにはお金もかかる。とても面倒臭くて遠回りだ。しかし上位表示への近道、「見つけてもらう」にはそれしかない。

 では、「良質なコンテンツとは何か」について、もう少し掘り下げてみよう。ここ数年、上位表示されやすいサイトの傾向がある。ネット上の情報を集めてまとめた「まとめサイト」や「キュレーションサイト」というものだ。「Naverまとめ」などのキュレーションサイトは、あちこち断片的に散らばった情報がジャンルごとに集められ、上手に編集されていて、とても便利で、速く、助かる。しかし似たような同じ情報があふれることにもつながっている。

「求められているのはオリジナル」

 そういった状況のなかで信頼度が高く、また人の心に響くのは、オリジナル性の高いコンテンツだ。なかでも「実際にその人が見たり体験したりした情報」が掲載された当事者限定オリジナルものは説得力が高い。それはオウンドメディアでも同様だ。そのヒトだから提供できる「そのヒトならではのコンテンツ」が求められている。そういう状況を踏まえ、Google botも「コピー情報ではないか」というところを超えて、コンテンツの内容自体が「オリジナルの情報なのかそうではないか」を見分けるレベルまでディープラーニングは進んでいるようだ。今後はますます「ならではコンテンツ」が重視され、オリジナルではないコンテンツは評価されなくなっていく。

「ならではコンテンツ」は現場から

 「ならではコンテンツ」は、顧客接点の生の会話、やりとりから生まれる。客の「ことば」、「フレーズ」、「リアルな反応」、「アクション」などが宝となってくる。意識しないと見過ごし、聞き過ごして、あっという間に流れて行ってしまう。意図的に演出しても見破られる。貴重な「ならでは資源」だ。また、商品やサービス開発上の苦労や秘話、裏話などは、究極のオリジナリティだ。現場から集めた生コンテンツを継続的に掲載できているサイトは強くなる。やみくもに情報が多ければいいわけでもなく、やはり「情報の質」が重視されている。「ならではのコンテンツ」は何か?「ならでは資源」は何か?

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