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【無料セミナー】「経営思考力を高めて」30年儲け続けるしくみ創り

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しくみ創りがなぜ必要なのか~前提になる背景と法則(8) 地点に向かい続ける(1) レンジからの脱出

法則3 】:「地点に向かい続ける」~レンジをキープする為の守りは、逆に無理。30年通しで一貫して、目的地点に向かい続けるしかない

レンジからの脱出

 「レンジ」とは、直訳すると、範囲、最大値と最小値の差。ここでは主に「業績レンジ」のことを指す。毎月の売上額をグラフで表すと、最大の月と最小の月の範囲内にすべての月の売上額が含まれる。グラフの値の上下の範囲、上の値の横線と下の値の横線の幅が表す帯域が、年間のレンジということ。月単位でグラフにすると季節変動があり、値のバラつきが大きく、帯域の幅が広くなる。では、これを年単位で見るとどうなるか?数年間の売上額をグラフに表してみる。起業してまだ数年で年々伸びているなら、右上がりのグラフになる。が、そのケースは置いといて、それ以外のケースはどうだろうか?月単位のグラフの時はバラつきが大きく、帯域幅の広いグラフだったのが、年単位だとそれよりは帯域幅の狭いグラフになるはずだ。一定数値の幅の中に収れんする。

 グラフが右上がりだとか、右下がりだとか、その話は今は関係ない。計測スパンを長くするほど、凹凸の少ない、一定の範囲を推移する、平たいグラフになる。この、グラフが推移する数値帯域が、「うちのレンジ」になる。まだ若い伸び盛りの、角度のある右上がりのグラフももう数年経つと、一定範囲のレンジに落ち着き始める。この状態を、「軌道に乗った」、とか言ったりもする。一定レベルに達してほっとした、好意的な表現だ。良いか悪いかは置いといて、一般的な現象として、落ち着くべくレンジに固まる、という話。どんなことでも、器に応じた分相応があるとか、予定調和とか、そんな見方をすることもある。時の経過と共に、人は落ち着くべき数値に結局、収れんされていく。先のテーマと同様に、さらに大きな枠組みの中に、何か抗いがたい大きな法則に支配されている?とも言える。このテーマで言わんとしていることは、上昇志向の人がいざ、この落ち着き始めたレンジの中から上抜けしようとしたときに、なかなか思うようには抜けられない、という警告論でもある。

 キース会では、全体的な目的の一つとして、「事業ステージを上げていく」という表現をよく用いるが、この「ステージを上げる」の意味は、まさしく今ここのレンジを上抜けしたい、「レンジの脱出」ということと同義になる。「ステージを上げる」と、深く考えずに表現したりもするが、レンジからの脱出であり、大宇宙の法則レベルでの大きな力に対する、抵抗の方法論だ。どうしたらいいのか?何か方法はあるのか?を考えていく。

 レンジを脱出するのはもちろん、上方にだ。下方へは容易に抜け落ちる。大宇宙の法則には重力があり、下方へは基本、引っ張られている。上抜けるにはかなりのエネルギーが必要だ。考えるための時間と、実行するための時間が要る。投資も必要だし、リスクも負わなければならない。かと言って気を抜けば下抜ける。で、結局、「あまり無理をせず、何とか維持出来ないか」、レンジをキープする為に、守りに入ろうとしてしまう。「下手に無理してもリスクを負うだけ」、「みんな背伸びしようとして、結局つまずく」、「コツコツ堅実に、今まで通りやるのが一番」、「現状への感謝が足りない、欲をかくとろくなことがない」、「己の身の程を知れ、分と器を知れ」・・・たくさんの立派な教訓が頭をよぎる。しかし、教訓に忠実になったところで、それは結局、何もやっていない。現状の無策に対する心理上の、「言い訳」の裏返しに過ぎない。重力という下向きのベクトルがすでに存在する以上、水平よりは上向きのベクトルをかけ続けないと、下降する。「上抜ける為の施策」を別途何か、従来+αで行っていくしかない。

 下抜けていく際は、まずは緩やかな右下がりが始まる。下降幅が広がり、グラフの帯域幅が広がる。それを直近の部分だけ切り取ると、それ以前の部分と比べて、レンジが一段下がっている。従来通りの施策なら、賞味期限切れと共に、普通にこうなる。水平維持で推移するのは、+αの上向きベクトルをかけ続けるも成果に現れず、数値変化が見られず、結果、レンジキープが推移しているよう見えるだけだ。グラフ外に相当な上昇圧力をかけてもやっと、水平推移が続くのが実際だろう。基本、攻め続ける以外の選択肢は、ない。キープする為に守る、なんていうのは、ない。守ろうとした時点で、終わりの始まりである。最初のうちは、目に見えて感じられないだけに過ぎない。

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