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【無料セミナー】「経営思考力を高めて」30年儲け続けるしくみ創り

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しくみ創りがなぜ必要なのか~前提になる背景と法則(9) 地点に向かい続ける(2) 地点に向かい続ける~30年後の座標設定

法則3 】:「地点に向かい続ける」~レンジをキープする為の守りは、逆に無理。30年通しで一貫して、目的地点に向かい続けるしかない

地点に向かい続ける~30年後の座標設定

 架空のグラフを頭に描きながらということを前提に、右上対角線上に右上斜め45°のベクトルをかけたい。45°はきつければ、30°20°とか15°は頑張りたい。まあ、角度は「頑張りの度合い」という程度に軽く流し、三角定規を思い浮かべる。30°60°90°のやつだ。90°を右側に置き、下の辺がグラフの横軸、経過年数。右の短い辺が縦軸、これが業績数値、例えば年売上額とする。下の辺の長さは、30年と設定。例の「30年儲け続ける」の「30年」だ。右斜め上30°のベクトルをかけ続けられれば、三角定規の短い辺は、約1730年後は、現在から17目盛り上昇し、着地する。半分の角度、右斜め上15°のベクトルなら、30年後はその半分、約8.5目盛り上昇し、着地する。いずれにしてもかなり、レンジを上抜ける。ベクトル角度を30°にするのか、20°にするのか?角度主導で論じたが、角度が先に決まる道理は、ない。「頑張り度合」から先には決まらない。何に対してどの程度頑張るのか?という順番だ。つまり、30年後に「何目盛り上昇させるのか」が決まらなければ、ベクトルの角度は決められない。グラフ上の、「横軸30年後の、縦軸何目盛りの座標」のことなのか、を言う。この座標、このポイント、この地点に向かい続ける。「縦軸の目盛り」の設定は、様々な複合要素の集積値ということになるだろう。単純に、「30年後の年商額」という設定もあるだろうし、「個人資産額との総和」かもしれない。具体数値というよりも、「上場」かもしれないし、「起業家の輩出数」かもしれないし、「社会を1mm揺らした実感」というようなことかもしれない。30年後、どうしたいのか?すべてはこの一点からはじまる。

 座標軸が決まり、ベクトルの角度も決まった。どこへ行けばいいかがわかれば、あとはそこに向かうだけだ。しかし、三角定規の長い辺のように、右斜め上に直線で進めるわけではない。先の話で、当初しばらくは、いや長ければ20年ぐらいは、数字上の業績には現れず、ほぼ平行推移の可能性がある。やれどもやれどもレンジ上昇、ステージが上がるというようことはなく、それでかろうじてレンジキープ状態かもしれない。何十年攻め続けて、やっとそういう話だ。一体、何のために何をやっているのか、わけが分からなくなってくる・・・かもしれない。この状態で20年もやり続けられるだろうか?10年はおろか、数年でも続けられるだろうか?ましてや30年、そこに向かい続けるなんて、現実的にイメージがつくだろうか?全行程において最大の問題は、この問題、「やり続けられるか?」ということ。モチベーション維持の為の方法論が、まずはその前に必要になる。

 何が何でも成し遂げたいことがある方は、そのこと自体があらゆる項目の中で、「最大級のラッキー」だ。そこまで思い入れがなくとも、好きなことをやり続けるという選択をされた方は、そのこと自体が、「選択の勝利」だ。成果が出ようが出まいが、まあまあ面白いと感じられるので続けられる、何がそんなにしんどいみたいなことを言うのか理解できない、というような方は、それが「究極の才能」だ。おめでとうございます。

 しかし、多くの方はそんなわけにはいかない。だいたい人は、面倒臭がりだし、メンタルも弱く、根気がない。経営者なのに、「好きでやってるわけじゃない、生きる為にやるしかない」という方もいるだろう。さりとて、がむしゃらな根性論タイプはさらに厄介かもしれない。「やり続ける」とか、「重力に抗う、上向きのベクトル」だとか、「守りは終わりの始まり」とか、「30年後の絵」とか「30年後の数値目盛り」とか、「やれどもやれども変わらない」だとか・・・。まあ、一見理論的っぽい論調だが、なんだかんだで根性論や教訓論が主体で、具体性が見えない。そういうのが苦手な方でも、経営者としての才に恵まれていなくとも、何とかなりそうな方法論はないか?キース会は、そこから出発した。

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