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目的達成のレシピ(2) 何ケーキが食べたい? : 目的を見つめなおし、目標に分解し、達成可能な目標を具体化する(1)~何をどうしたい?

何ケーキが作りたいか

 ・当たり前のことで重複しますが、最初に必要なのは「何ケーキ」を作るかを考えるということです。膨大な種類の中でどのケーキを選択するか。

 ・少し突っ込んで深く掘り下げますが、この場合何ケーキを「作りたい」のかという事と、何ケーキを「食べたい」のかは基本的に別のことです。例えば今ここではケーキを「作り上げる」「完成させる」ことが目標設定だとするならば、「作れる」ケーキを選択する必要があります。一番食べてみたいケーキを選択しても、現在のあなたの力量ではそれを作るのは物理的不可能レベルでしょう。

 ・「食べたい」ことに対する最速の達成手段は「買う」ことであり、「作る」ことではありません。「早く完成させる」ことに対しては、余分なことは一切せず最低限の「形を整える」ことでしょうし、「おいしいと思わせる」為には、対象者の好みを調査し、材料を吟味し、腕を磨く必要が出てきます。同じ「ケーキを作る」という作業の中にも複数の目的が存在します。それぞれのゴールはまったく別のことです。あなたが本当に成し遂げたいことは何なのか。このことと正面から向き合わなければ明確にはなりません。

目標明確化の最速ルール 1、目的や目標を達成する為にはまず、「何をどうしたいか」をしぼる

どんな目標を定め、どんな目的を実現したいか

 ・あなたの目標は何ですか? と聞かれて、「ケーキを作ることです」と。ではその目的は何ですか? と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。おそらくここで急に口ごもり、思考がもわーっとしませんか。「いやーやっぱりひとつ完成させたいですからねぇ」とか何とか。さらに続けて「おいしいケーキを自分でも食べたいですし、最終的に売り物になってお金になれば言うことないですよね」とか何とか。ここが実は大変重要なポイントです。

 ・「おいしいケーキを食べたいという欲求を満たす」という目的と「他人が認めるおいしいケーキでお金を儲ける」という目的は全く別のことであるということ。目的が違えば、それを実現する目標の設定の仕方が当然違います。目標の設定が違えば、達成する為のプロセスもやり方も全く別のことです。現象はたまたま「ケーキを作る」という同じ作業であるだけです。この区別がつかずに手順の設定を進めても、別のゴールへ向かう別方向のベクトルが相互に入り混じり、右往左往迷走し、余分な回り道をし、目的混同が生じます。

 ・神経質的に細かく区別し、文字に書いてみると明らかに違うことでも、「ケーキを作る」という事柄、物理的な現象で表現すると、その中に含まれる複数の目的やバラバラの目標、無数の別方向のベクトルの「違い」に気が付かなくなってしまいます。ものごとを深く考える習慣がないと、粗く表現することになり、するとその中には複数の要素が入り混じっているのに、区別がつかない状態が生じます。この状態で突き進もうとしてしまうので、色々とうまくいかないわけです。無意識の中で「サイドブレーキを引いたままアクセルを踏む」、「東京へ行くのに博多行きに乗ってしまう」ことになるわけです。

 ・これを防ぐ為にはきめ細かくものを考える習慣をつけ、それをいちいち文字に書いて表現することです。書くことによって表現の違いを意識するようになり、書いたものを見ることによってその違いを脳が認識し始め、区別するようになります。ビジュアル化をしないと脳が「認識」、「区別」をしてくれません。脳に的確な指令が出来るようになれば、そこに到達する為の最短、最速のフル回転を始めます。そうなってくれないということは、目的の設定、目標の分解が粗く、ベクトルの違う複数の要素が入り混じり、脳が迷走しているということです。

目標明確化の最速ルール 2、目的混同の回避や目標との方向性を一致させるには、文字に書いてビジュアル化する

参照 : 性格のタイプ・増補改訂版、アファメーション、NLPタイムラインセラピー、NLPコーチング、思考のすごい力、カレーライスの方程式、148時間にして夢をかなえる、戦略の見える化、脳が冴える15の習慣

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