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ブルーオーシャン戦略(1) ブルーオーシャンとは : 競争のない世界を創造する ~レッドオーシャンからの脱出

「ブルーオーシャン戦略」概略

 2004年にハーバードビジネスレビューに掲載された論文。提唱者はチャン・キム教授とレネ・モボルニュ教授。両氏はシンガポールのビジネススクール「インシアード」の教授であり、ダボス会議のフェローでもある。シンガポールの躍進やチャン・キム教授の母国韓国での、サムスンやLGの躍進なども相まって、脚光を浴びる。その後も多くの企業がその考え方を積極的に取り入れ、成果につなげている。今日ではマイケル・ポーター教授の「競争戦略」にとって代わる代表的な戦略論として位置している。イノベーションを図ろうとする場合、その考え方の根底に位置づく理論としてこの「ブルーオーシャン戦略」が根付いている。商品開発に限らず、マーケティングの戦略論など、企業生き残りの戦略のあらゆる場面で応用、発展的にその考え方が浸透している。今日のあらゆるビジネス書の中にも、その考え方の前提になっていたり、断片の部分が違う新たな表現で語られたりしている。一見「ブルーオーシャン戦略」とは別の考え方のようにも見えるが、その共通する根底の部分の考え方を、最も体系立てて戦略論としてまとめられているのがこの「ブルーオーシャン戦略」になる。ドラッカー教授の「マネジメント」、「イノベーション」などに並ぶ、ビジネス経営者にとって必須の「概念」ともいえる。改めて一度ざっくりと押さえておこう。

「ブルーオーシャン戦略」が脚光を浴びる背景

 ブルーオーシャンの意味は語るまでもないが、直訳すると「青い海」、競争のない平和の象徴としてこの名称が語られる。対語として「レッドオーシャン」と比較して説明される。レッドオーシャンは「赤い海」、血みどろの競争を表す。今日の経済環境が企業同士の食い合い、潰し合いな様相を表している。

 図のように、せっかく苦労して生み出した新商品サービスも、その価値利益を享受できるのはわずかな期間しかない。浸透度上がれば後追い企業が現れ、無駄な機能を省き価格を下げて利益を奪われていく。さらに追随企業が次から次へなだれ込んできてシェアはどんどん下がっていく。あげくにレッドオーシャン化し、安売り合戦となり、プレイヤーは一様に疲弊していく。一生懸命頑張ってみんなで互いに潰し合っていく。結局だれも得しない。わかりやすく入り込みやすいニーズマーケットはどのみちこうなる。勝つのは一番体力のある大企業一社のみとなる。

 この食い合い、潰し合いの中から脱出するべく、競争のない独自のマーケット開発の為の方法論として、この「ブルーオーシャン戦略」が広く知られ、脚光を浴びた。うちだけのニッチな白地、独自のNo,1領域をどう見つけるか、その見つけ方ための体系立てられた戦略論。今日のビジネスの思考においてごく当たり前の、考え方の出発点になっている部分の話。日本の成功事例としてよく挙げられるのがゲーム機任天堂のWiiと散髪のQBハウスだ。

「青い海」の見つけ方

1、戦略キャンバス 23つの非顧客層 37つのパス 4、効用マップ 5、アクションマトリクス 6、模倣困難性 73つのアピール 8、アイデアチェック 9、もう一回「1」から   順次見ていこう。

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