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ブルーオーシャン戦略(9) アピールしやすいか? : 「3つのアピールポイント」 ~つじつまが合ってれば決まる

優れた戦略の条件 : 3つのアピールポイント

 ここまで様々な論点、角度からブルーオーシャン戦略に基き、商品開発、事業モデル案、戦略策定をしてきた。本当にうまくいくのかいかないのかはやってみなければわからないとはいえ、ある程度事前チェックをしたい。テストマーケットの前段階の話として、簡便なセルフチェックの方法がいくつか示されている。その一つとして、「3つのアピールポイントが成り立っているか?」から。

 その商品が優れているか、そのビジネスモデルが優れているか、その戦略が優れているかということを判別するポイントとして、以下の3つの点が成り立つかというのがある。

1、メリハリ、インパクトがあるか

 戦略キャンバスで価値曲線が逆張りを打つために、アクション・フォーフレームで増やしたり減らしたり、付けたり付けなかったりした。であれば当然、その商品、ビジネスモデルには良いにつけ悪いにつけ、メリハリやインパクトがあるはずだ。既成概念や保守的な頭で見れば、これ本当に大丈夫か?と思えるぐらいの凹凸があるのではないだろうか。初めて目にした対象客から、「おお、素晴らしい!!」という評価ではなく、「うんうん、これでいい、これでいい」、「余分なものがなくていいよね」、「おお、思い切ったね」、「斬新、そうきたか」、「ちょっと高いけど、欲しかったのはそういうこと」・・・etc.という感じではなかろうか。

2、オリジナリティが高いか

 そもそもが差別化を図るためなのだから、独自性が強くなる。その時点では唯一無二のはずだ。世界中にはひっそりとすでにあるのかもしれないが、少なくとも自身の中で、自身の知る範囲の中では、他に全く見たこともなければ、聞いたこともないものでなければ、矛盾している。「唯一無二」、「オリジナリティ」の意味としては、増やしたり減らしたり、付けたり付けなかったりした結果の全体、総合的にということであって、その商品、ビジネスモデルのベネフィット、機能、目的自体の個々の側面は、従来から求められているものである可能性が高い。

3、キャッチコピーがつけやすいか

 上記12の面を満たしていれば、当然にアピールポイントは明白だ。そのメリハリ、独自性の部分がキャッチコピーになる。増やしたり、付けたり、付加した方向性の側面は謳いやすい。減らしたり、付けなかったり、削減した方向性の側面は、従来の観念や保守的な目線で見れば、マイナス面、デメリット、弱みと映る。この部分をどう謳うのかが、コピーセンスの問われるところかもしれない。「だからこその利便性」、「だからこその手軽さ、シンプルさ」、「だからこその低価格」・・・etc.メリットの根拠を強調する論点へと転換させる材料になるはずだ。その側面が必要ない人からすれば、十分メリットだ。

 これらの点がいまいちしっくりこないなら、考え方がどこかでずれたか、思い切って振り切れていない中途半端さをはらんでいる。これら3つはシンプルかつ的確なチェックポイントなので、ここで違和感を感じたり、自身としてあまり面白くなかったら、もっと練って考えたいところだ。これらの点を考えてみて、やはり自身として面白そうでわくわくするか、ということがまずは大事で、であればおのずと出来るだけ多くの人に早くアピールしたくなり、その後のアクションに弾みが出るのではないだろうか。これらの点が整理されていれば、従来からの大論点、「うちは何屋?」、という問いに戸惑うことなく、すっと言葉をついて出てくるはずだ。

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