WEB戦略構築(36) コンテンツマーケティング(7) オウンドメディア運用上の論点諸項(1)~SEOって?googleについて根本的に知る
オウンドメディア「運用」上の論点 そもそもSEOって? SEOについてがっつりと googleについて根本的に知る
WEB運用上の社会常識レベルとして、「SEO対策」という言葉が定着している。このテキストの主要論点として、「いかにして見つけてもらうか」が10年越しのテーマだということを述べてきた。アイデンティティとしてのHPそのものが、固有名詞以外のキーワードにて検索結果の上位ランクするのは相当に困難だという前提のもと、導線として張り巡らせた伏線の何か一つがターゲットキーワードにて引っかからないか、ということにかすかな望みをかけていくことになる。メイン導線としてのオウンドメディアのその中の、複数記事の一本一本をいかに見つけてもらうか、である。「見つけてもらう」為に具体的に何を意識しながら書けばいいのか、それがSEO対策である。ではサーチエンジン(google bot)はどんなアルゴリズムで巡回しているのだろうか、そのアルゴリズムを書き込んでいるプログラマーはどんな基準で作成しているのだろうか、そのプログラマーの所属するgoogleという世界企業はどんな理念のもとに教育、運用しているのだろうか。その肝心なことはほぼ知らない。実質的な地球の支配者に上り詰めたgoogleの示す基準は、地上に存在する最高真理と同等だ。けっして大げさではない。世界中の人々が、googleの示すガイドラインに常に耳目をそばだて、戦々恐々とし、一喜一憂している。FRB議長の声明以上の影響力を存する。その具体的な、サイトの評価内容、評価ウエイトは地球レベルのトップシークレットであり何人も知ること能わずだが、そのあらまし、抽象レベルでのガイドラインはgoogleホームページ上に常に掲載されている。しかし、じっくりと見たことはないのではないだろうか。おおまかなことは述べ尽くされているので知ってもいるが、改めてgoogleという支配主の考え方を見てみよう。
1、まずはgoogleの企業理念から
「Googleが掲げる10の真実」
1、ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2、1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3、遅いより速いほうがいい。
4、ウェブ上の民主主義は機能します。
5、情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6、悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7、世の中にはまだまだ情報があふれている。
8、情報のニーズはすべての国境を越える。
9、スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10、「すばらしい」では足りない。
1、ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
「Google がユーザーのためにしていること」
Google の共同創設者のラリー・ペイジはこう述べたことがあります。「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」この発言以来、Google は成長を続けて検索以外のサービスも提供するようになりましたが、ラリーの言葉の真意は変わりません。検索から Chrome、さらに Gmail に至るまで、Google のすべてのテクノロジーに共通する目標は、ユーザーができる限り簡単に、求めている情報を見つけられ、すべき作業を完了できるようにすることです。
つまり、検索をさらに賢く高速にするということです。そうすれば、キーボードから「ジャガー」と入力されたときに、ユーザーが探しているのが動物の写真ではなく、自動車であることを理解できます。また、ユーザーの友だちがある広告や検索結果を気に入ったことをユーザー本人に知らせます。それは、ユーザー本人にとっても有益かもしれないからです。Google は、サービスを直感的に利用できるように設計します。たとえば、Gmail の連絡先に登録した人とドキュメントを共有できるので、コピー&ペーストは不要になります。また、パソコンの Chrome ブラウザで開いたのと同じタブが Android 搭載端末でも開きます。Google のサービスがもっと良いものになれば、人々は自分の好きなこと、たとえば、家族と楽しく過ごす、大自然の中でのキャンプ、油絵、パーティーなどにもっと時間を費やせるようになります。まだ達成できてはいませんが、Google は実現を目指しています。